私の虫に対しての想いは、
相手を自分のものにしたい、一体化したいとさえ思う、そんな依存や執着心です。
昆虫のシリーズ作品は
「一方的な愛情は、側から見たら相手に纏わりつく虫みたいで気持ち悪いだろうな」
という考えからこのような表現になりました。
虫に群がる女性達は虫の死骸 に群がる蟻などの置き換えです。
この女性達の場合は、捕食するために群がる虫達とは違い感情だけで動いています。
命を巡らすためでもなく、死骸を片付けるわけでもない女性達は、自然界の輪に入れない 人間の姿を、
その異常さを表しています。
その異常な女性達も、虫に執着する私の自画像であるとも言えます。
片想い
One-Sided Love
2018年 油彩、キャンバス 60.6×72.7cm

脆い眩さ
Fragile Dazzle
2021年 油彩、キャンバス 27.3×16cm

戯れる
Playing
2018年 油彩、キャンバス 60.6×cm
蝕まれる
Be undermined
2022年 油彩、キャンバス 37×52cm

有情な果て
Ending Led by Emotions
2021年 油彩、キャンバス 60.6×72.7cm

有情な果て-断片-
One-Sided Love -fragment-
2023年 油彩、キャンバス 60.6×72.7cm
オーダー作品
